通算3度目の受賞


■岐阜県新酒鑑評会ってなに??

第31回岐阜県新酒鑑評会の賞状をもっている人
 

岐阜県に酒蔵を構える日本酒の蔵元が、この冬に醸造した日本酒の出来栄えを審査するコンテストを「岐阜県新酒鑑評会」と、呼んでおります。毎年3月頃から4月上旬に結果が判明し授賞式を行います。

いまでは「〇〇コンテスト」と呼ばれるような日本酒の出来栄えを審査する機会が民間や海外を含めて数多く存在します。その中でも日本酒醸造に携わる杜氏が最もあこがれる「鑑評会」が存在します。

それは、各都道府県で行われる「新酒鑑評会(=岐阜県ならば岐阜県新酒鑑評会)」、全国規模で行われる「全国新酒鑑評会」、国税局の各地方管轄エリアで行われる「国税局酒類鑑評会(=東海エリアなら名古屋国税局酒類鑑評会)」です。

理由は様々ですが、これらの鑑評会は古くより存在し杜氏自身がもつ「今現在の」醸造技術を比較・評価する場所だったようです。(これらの鑑評会しかなかったようなので、酒質向上には大切な情報収集の場所だったのかもしれません。)

つまり、「国酒」とも呼ばれるアルコールなので、地方自治体や国が主催の鑑評会での受賞は杜氏のあこがれのステージということになります。

  


■今回受賞したお酒は?


 

第31回岐阜県新酒鑑評会では全部で29酒蔵、147点が出品されたようです。「純米吟醸」「吟醸」「純米」「本醸造」の4部門で審査が行われました。

舩坂酒造店の日本酒は2部門で入賞を果たし、内1部門では3度目の受賞である「岐阜県議会議長賞賞」を受賞しました。約14年前に初めて醸造を開始し今年も「吟醸酒の部」と呼ばれる鑑評会の中でも花形といわれる部で賞を頂けたことは大変名誉なことです。また、甚五郎も2010年より9大会で連合会長賞を頂きました。

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■岐阜県議会議長賞
  吟醸酒の部 大吟醸四ッ星(酒質タイプ:薫酒)

■連合会長賞
  吟醸酒の部 大吟醸四ッ星(酒質タイプ:薫酒)
  本醸造の部 飛騨の甚五郎(酒質タイプ:爽酒)
※連合会長賞の中から1点、岐阜県知事賞を受賞することが出来るのが、この鑑評会の特徴ですね。


「薫酒」「爽酒」については、
蔵元直伝!「ワイングラスで日本酒」が美味しい理由”をご参考にお願いします(^^)


■岐阜県が認めた飛騨の酒 

通算3度目の受賞
 

■大吟醸四ッ星 720ml

大吟醸四ッ星720ml

第31回岐阜県新酒鑑評会の吟醸酒の部で「岐阜県議会議長賞」を受賞した銘柄。【薫酒】兵庫県産山田錦を精米歩合40%にあえてとどめ米のもつ「旨味」を存分に味わいながら、アフターフィニッシュを軽く、フルーティーな味わいを実現することが出来ました。

杜氏歴30年以上の平岡杜氏がずっと夢に見た 大吟醸でもあります。「夢に見ましたこのお酒 夢に花が咲きました。」と、平岡杜氏が杜氏人生で会得した技術や経験を基に醸造しているお酒です。
 

 
 
 

■飛騨の甚五郎 上撰 720ml

【本醸造の部:連合会長賞 受賞】 甚五郎上撰720ml

当蔵元のもう一つの定番酒。米由来の柔らかい甘めの香りが印象的なやや辛口のお酒です。口当たりはまろやかで、米の旨みを強く感じます。喉越しはキレ良く、スッキリと通ります。後に、ほんのり米の余韻が感じられます。本醸造らしく食中に幅広く対応できますが、特にお肉との相性が抜群で、オススメです。




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